天鳳プレーヤー及びLivetube動画配信者の小室が色々と。

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礼節。

先日、服を買いに行った。


僕は服にお金をかける方じゃないし、
「着られればいいや」というスタンスなので、
大抵は低価格がウリのチェーン店などで服を漁るのだけど、
その日はなんとなく、普段行かないような店に行きたくなった。


そこそこ都会化した地方都市、その駅近くにある大きな建物。
若者を中心に人気を博す、全国展開のファッションブランドのビルだ。
ファッションに無頓着である自分にはあまり縁のない場所だけあって、
少し緊張しながら足を踏み入れた。

案内図に従って辿り着いたメンズフロア。
休日だけあって、そこそこ客が入っているようだ。
どのお店がどうこう、と言った知識は何も無いので、
とりあえず目の前の店舗に入ってみる。

そこは、疎い自分でも耳にしたことがある有名ブランドの直営店だった。

メンズ・レディス・キッズと、満遍なく揃っている。
ネクタイ・財布など、ビジネス小物も扱っているようだ。
そろそろ秋物に切り替える時期らしく、
夏物は処分価格で大分安くなっている。
狙って行ったわけではないけれど、
Tシャツなどを買う予定だったので好都合だ。

『(うん、これ悪くないな)』
『(こういう色はあんまり着たことないけどどうだろう)』
などと脳内で独り言をブツブツ唱えていると、
店員が近づいてきた。


「夏物はもうそろそろ終わりなのでお求めやすくなってます」
「このシャツなんかはけっこう人気ですね」

その店のブランドであろうスーツとシャツに身を包んでいる。
年齢は自分より少し上、30歳前後と言ったところだろうか。


接客を受けるのは正直苦手だ。
「(接客は)けっこうです」と一言言えばいい話なんだろうけど、
それはそれで申し訳なくなってしまう。
僕が低価格チェーン店でばかり買い物している理由は、
接客が来ず、じっくり品定めができるという点もけっこう大きい。


でも、この店員は何か違った。
落ち着いた雰囲気ながらも、
しゃべり方などからは親しみやすさが滲み出てくる。

いつもなら、内容を聞き流しながら断るタイミングを図るのだけど、
「この人なら悪くないかも」と、自分から話題を振ってみたりもした。
服の好みの話。
近く開催される地元の花火大会の話。
服を選ぶ時間よりも話している時間の方が長かった気がする。


最終的に服を5点ほど選び、
クレジットカードを作ると10%オフになるというので申し込むことにした。
書類に必要事項を記入し、
カードが出来るまでの間に店員と世間話をしていると、
店員はハッと思い出したように、


「あ、すみません申し遅れました。
 私、○○と申します」

差し出された名刺の名前の上には、「店長」の文字。


まさか店長だとは思っていなかったので驚いたものの、
ここまでの接客振りを思い返してみると納得がいった。
細かい所まで届く気配り。
遠すぎず、近すぎずの適度な距離感。
押しつけ感の無い商品のセールス。
こういう人じゃないと店長は務まらないのかもしれない。


「ありがとうございました、暑いですからお気をつけて!」
『こちらこそありがとうございました』


ブランドショップは敷居が高い、という偏見は見事に吹き飛んだ。
様々な意味でいい買い物をしたな、と思いながら店を後にした。





昨日、僕宛てにダイレクトメールが届いた。
なんだろうと思って見てみると、
先日買い物したあのお店からだった。

『ああ、そういえばセールのご案内が届くとか言ってたっけ』

封を切ってみて驚いた。

・・・手書きだ。



***

先日はご来店頂きまして誠にありがとうございます。

お選び頂きましたTシャツやシャツはいかがでございましたか?

8月20日(金)には、秋物商品が入荷致しますので、

お時間がございましたら是非お寄り下さいませ。

まだまだ暑い日が続きますが、

お体に気を付けてお過ごし下さい。

                          ○○ △△

***



スケジュール帳の8月20日の欄を開きながら、
あの日の澄み切った青空と、
あの人の澄み切った青空のような笑顔を思い出していた。
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Edit 21:08 | Trackback : 0 | Comment : 2 | Top

 

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2010.08.13 Fri 03:49

いい接客だなぁ(´;ω;)
長文なのにさらっと読める。こむりんやりおる。

全く関係無い職業でも、プロ意識がある人に接すると
学ぶことが多くて嬉しくなるよね。何より気持ちがいい。

そんな人たちに共通して感じるのは”相手を見て”
接客しているということ。
当たり前のようで、できてない人がかなり多い。

「この商品はここが優れている」「これは人気がある」
満面の笑顔で何の疑いも無く押しつけてくる店員がいる。
まぁ理屈としては分かる。
それが俺にとってどんなメリットがあるのかを教えては
くれない。

ワイシャツとネクタイを買いに行った時のこと。
「お兄さん色白で肩幅あるからこっちの方が絶対似合いますよ」
買うつもりだった商品よりずっと安いものだったけど、長時間
相談にのってもらって、選んできてくれたおばちゃんの笑顔は
俺も忘れないと思う。
  • #-
  • ( ゚∀゚)o彡KDAの人in職場
  • [URL]
  • [Edit]

2010.08.17 Tue 20:02

接客業を経験すると、
接客業に従事する人を見る目が変わりますね。
形式だけではない何かを感じさせる人にはなかなか巡り会えない。

「また行ってみよう」と思わせる、心に響くサービス。
その領域へ踏み込めるよう、精進したいものです。
  • #-
  • 小室
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